ウェブサイトの運営を一から出直します!~最初の記事投稿にあたって~

アイキャッチ サイト運営

「デジきっぷナビ」ウェブサイトへ、ようこそお越しいただきました!

数あるウェブサイトの中から当ウェブサイトにお越しいただいたのは、何らかのご縁があるからこそです。とても嬉しく思い、感謝しております。

このウェブサイトは、鉄道趣味の中でも乗り鉄に焦点を当てています。乗り鉄にはきっぷが欠かせないものであることから、きっぷや運賃規則に関する知識や筆者の体験を多く織り込んでいます。

実は、このウェブサイトを立ち上げる前、別のウェブサイトを運営していました。8年間もの長期間にわたって、そこそこ順調に運営できていました。それにもかかわらず、どうしてこの期に及んでウェブサイトを一から出直すことを決断したのか、その思いを本記事で打ち明けたいと思います。

「災い転じて福となす」を信じて、ウェブサイトを一から作り直す決断をしました。きっぷの世界のDX(デジタル化)を真っ先に追っていきます!

ワナにはまり前ウェブサイトを閉鎖

今回一から出直したため、前ウェブサイトの名称はあえて書きません。2015年に立ち上げ、鉄道に特化した専門サイトとして、そこそこ順調にサイトを育ててきました。

当時は筆者の生活が苦しく、鉄道趣味に費用を多くかけることができず、控えめな活動が続いていました。しかし、その後生活が立ち直り、再び鉄道趣味を楽しめるようになりました。

特に、2021年にJR東日本の「大人の休日俱楽部」に入会して以降、記事の投稿が順調に進み、それなりに大きなサイトに成長しました。おかげさまで、年間のアクセス数が100万PVを大きく超えるまでになりました。

筆者の詳しい経歴については、以下の自己紹介を是非ご一読ください。

しかし、予期しなかったワナに遭遇しました。

現在では、ウェブサイトとSNSを並行して運営するのが一般的です。筆者も同様にしていましたが、ある日SNS上でつぶやいた一つの投稿をめぐって大炎上。前のウェブサイトが風評被害を受け、高評価なサイトから一転、誹謗中傷を受けるばかりの残念なサイトに落ちぶれてしまいました。検索エンジンからの評価も急降下したと考えられ、アクセス数の減少に歯止めがきかなかったのです。

そのタイミングで、前ウェブサイトの運営はゲームオーバーだと悟りました。ネット上の風評や評価は永遠に消えず、失地挽回が難しい特性があります。そのため、いっそのこと前サイトを閉鎖して、新たなスタートを切ろうと思った次第です。

時代に合わないトピックを整理

前のウェブサイトでは、乗り鉄とは切っても切り離せない紙のきっぷを多く扱ってきました。サイトの開設当時は紙のきっぷが全盛で、様々なマニアックなきっぷを取り上げました。全国各地の駅をめぐり、レアなきっぷを収集する「きっぷ鉄」が、サイトの大きな柱だったわけです。

しかし、きっぷ鉄をめぐる状況が現在、大きく変わってしまいました。2020年のCOVID-19の影響により、多くの鉄道会社が大きな打撃を受けました。その影響から、2021年以降きっぷの出札業務が大幅に見直され、出札のデジタル化の取り組みが広がってきました。

2021年から、多くの駅にある有人窓口「みどりの窓口」が大幅に減少し始めました。同時に、国が進める公共交通政策「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス:マース)」を踏まえ、各鉄道会社が展開を始めたMaaS元年といえます。

MaaSは、鉄道・バスなどの公共交通機関を横断的に検索し、それらのきっぷの予約や決済が一元的に可能になるサービスです。鉄道事業者にとっては公共交通の活性化を達成できる施策であり、同時にきっぷのDX(デジタル化)も推進できます。各ユーザーにとっては、スマホアプリからそれらのサービスを利用できます。

そのような中、きっぷ鉄の垂涎の的であった、補充券や常備券といった手売りきっぷの発売が急速に終息し、なおかつ複数の交通事業者が連携する連絡運輸の制度も大幅に縮小しました。その制度の下で入手できた連絡乗車券も、2023年には入手しにくい状況になるまで縮小しました。

このように、紙のきっぷ鉄には厳しい状況が続き、今後持続的に楽しめる趣味ではあり続けられないと考えました。そのようなわけで、前ウェブサイトで扱っていた紙のきっぷ鉄を卒業しました。当ウェブサイトでは、基本的には扱いません。

今後は出札のDX(デジタル化)が進行

このような流れの中、きっぷ鉄にもデジタル化の波が押し寄せようとしています。紙のきっぷから、スマホアプリで購入するデジタルきっぷに、いままさに変革しようとしています。

鉄道事業者にとっては事業の経営が厳しい中、DX(デジタル化)の推進によって出札にかかる経費を節減できます。公共交通の持続的な運営のためには、欠かせない流れといえるでしょう。

紙のきっぷ鉄が徐々にすたれる一方、今後はデジタルきっぷ鉄が盛り上がってくるのではないでしょうか。

そんなわけで、今後は鉄道きっぷの購入手段や場所が、駅からネットに変わります。それは、紙のきっぷの消滅を意味します(特殊なケースがある限り、紙のきっぷが消えることはありませんが)。本サイトもその時代の流れに乗っかっていこうというわけです。

今後はデジタルきっぷに焦点を当て、新しいウェブサイトとして出発します!

きっぷの運賃制度はしっかり押さえる

ネット予約やデジタルきっぷが普及していくとはいえ、その基礎にある鉄道の運賃制度を理解することはとても重要です。

JRの運賃制度の大きな特長には「長距離逓減制」「途中下車制度」「特定都区市内制度」の3つが挙げられます。これらは、ユーザーにとっては非常に合理的かつ有利な制度で、大変優れた制度設計です。

その一方、「大都市近郊区間制度」をはじめとした、上記の制度を修正するルールも存在します。こちらはむしろ、ユーザーにとって不利に働く場合が多いです。

これらの制度は今後も変更される可能性があるため、デジタルきっぷに関する議論には欠かせない知識です。前のウェブサイトで培ってきた運賃制度系の記事は、本サイトにそのまま移植しました。

これまでお話ししたように、新サイトの立ち上げにあたっては想いがあります。コンテンツの内容や視点を変え、一から新たなゲームを始めたいと思います。

これからは、ユーザー側の利益を一方的に強調するのではなく、鉄道会社側の立場も考慮した中立的な記事をご提供します(時には前向きな批判もありますが)。皆がウィンウィンな関係であることで、鉄道趣味の持続的な発展に寄与できることを願ってやみません。

本記事を最後までお読みくださり、ありがとうございました!

改訂履歴 Revision History

2023年11月12日:初稿

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